3月19日(日) トイ・ストーリー2 TOY STORY2
1999 ブエナ・ビスタ・インターナショナル
監督:ジョン・ラセター
声:トム・ハンクス ティム・アレン
公式ホームページ:http://www.disney.co.jp/

あらすじ
 カウボーイ人形のウッディーは実はプレミア人形だった。おもちゃコレクターに盗まれてしまったウッディーを助けるために、スペースレンジャーの人形のバズ・ライトイヤーをはじめ、お馴染みのおもちゃたちが救出計画を立てるんだけどぉ、、、。
感想
 普通、人気映画の二作目と言うのは、とってもプレッシャーがかかると思うんだけど。そんなことを全然感じさせず、今回もかなり面白かった。おなじみのキャラクターたちも健在で、今回もかなりコミカルな動きも見せてくれて、クスっと笑えるところが随所にあった。

 まず驚いたのが、人間のCG!!前作、おもちゃたちとあまり変わらなかった、人間のCGも、今回は皮膚の感じとか、呼吸してる感じとか、その他もろもろ微妙な動きがかなり人間ぽかった。この調子で、CGの進歩が続くと、そのうちスタントとかが要らなくなっちゃうねぇ。あぁ、すごいっ、、、、。

 話の内容も良かった。「おもちゃの幸せとは?」みたいなテーマが投げかけられていて、僕も映画を見終わった後、いろいろ考えさせらてしまいました。でも最後にウッディーが悟ったことは、本当に良いことだと思う。子供はだんだん大きくなって、おもちゃのことを忘れていくと思うけど、、、(おっと、これ以上しゃべってしまうと、面白くないですね。観てから、観てから。いろいろ考えてみてください。)

二作目のジンクスなんて、なんのその。「トイ・ストーリー2」なかなか良かったんじゃないでしょうか。


3月1日(水) 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ The World Is Not Enough
1999 UIP
監督:マイケル・アプテッド
出演:ピアース・ブロスナン ソフィー・マルソー ロバート・カーライル デニース・リチャーズ
公式ホームページ:http://www.jamesbond.com/(←英語)

あらすじ
 テムズ河を駆けめぐる猛スピードのボート・チェイスで幕を開ける"007"シリーズ第19作。不可解な行動とお色気でボンドを翻弄するヒロインをソフィー・マルソーが演じる。
感想
 やっぱりジェームス・ボンドはカッコいいねぇ。今回も無敵振りを発揮、ピアース・ブロスナンもだんだんジェイムス・ボンド役が板についてきたんじゃないでしょうか。(他のどの映画に出てても、あ、ジェームス・ボンドだ、って思ってしまいますもんね。)

 今回はじめて007シリーズをスクリーンで観たんですけど(ビデオでだったら何作か観てます。)、やっぱり迫力が違いすぎますね。特に前半の、ボンドがスキーをしながらのアクションシーンは迫力満点!!手に汗握ってしまいました。最後の潜水艦でのシーンも迫力がありました。

 僕、最近の007シリーズしか観たことないのですが、今回の「ワールド・イズ・ノット・イナフ」はアクションシーンもさることながら、ヒューマンドラマとしても楽しめた。特に、敵役のレナード(ロバート・カーライル)は、何も感じないことを武器にしながらも、エレクトラ(ソフィー・マルソー)のために、身をなげうってでもテロを起こそうとする姿には、敵ながらも何故か可哀相だった。大好きな人を抱いても、何も感じないってのは、この上なく辛いことだと思いますよ。それが非道であっても、愛する人のために頑張る今回の悪役には感動しました。

 新人女優デニス・リチャーズも、今回頑張ってたんじゃないでしょうか。でも、とても科学者には見えませんでしたけどね。それに、男に興味を示さないって言ってたけど、じゃ、なんで、あんなお色気ムンムンな格好してんねん!!なんて、ツッコンでしまいそうになりましたけど。(笑)

 あとひとつ、毎回いろいろ見せてくれるボンドカー(BMW)なんですけど、今回のボンドカーは、結局、何もすることなく切られてしまいましたけど、、、あれって良いんですか?せっかく、このたびお亡くなりになられたデズモンド・リューウェリンが演じる"Q"が最後に作ったボンドカーなのにぃ。

 アクションあり、ドラマあり、今回の007、なかなか良かったんではないでしょうか。結構見ごたえありますよ。


2月26日(土) スリーピー・ホロウ Sleepy Hollow
1999 日本ヘラルド
監督:ティム・バートン
出演:ジョニー・ディップ クリスティーナ・リッチ
公式ホームページ:http://japan.sleepyhollowmovie.com/

あらすじ
 "首なし"連続殺人事件が"スリーピー・ホロウ"の町を震撼させていた。その村には毎夜、月夜に照らされた剣を振りかざし、猛然と姿をあらわす"首なし騎士"が村人の首を持ち去るという恐ろしい言い伝えがあったのだ。
 1799年、ニューヨーク市警の捜査官、イカボッド・クレーン(ジョニー・ディップ)は、この身の毛もよだつような事件の捜査を行なうが...
感想
 かなり面白かった。「シザーハンズ」、「エド・ウッド」などでおなじみのティム・バートン監督とジョニー・ディップの名コンビが放つ久々の作品だが、今回もその作品の雰囲気は健在!!やはりティム・バートン監督の作品は映画館で観るに限るね。話の内容は最初、なかなか理解できなかったが、段々とその世界に引き込まれ、その先の読めないストーリーに、気がついたときには、すっかりのめり込んでいました。

 何よりも嬉しかったことは、今回も、僕の大好きな、ティム・バートン監督の独特の雰囲気が健在だったことだ。ホラーなんだけど、それほど恐怖を感じず、むしろ美しさを感じるんですよね。それにあちこちにユーモラスもちりばめているし。上手く説明できませんけど、ティム・バートン監督の作品が好きな人ならこの気持ち、解りますよね?
 それとこれ、かなりマニアックな話になりますが、僕、彼のデザインする"曲線"が好きです。今回では"死人の木"のあの曲線がそれですね。「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」ではジャックが歌っていたあの丘の曲線とかなんですけど、なんとも説明しがたいですね、とにかく、あれが好きなんです。
 あ、それと今ので思い出したんですけど、映画の冒頭に出てきた、かぼちゃのカカシはぜったいに、このジャック意識してますよね。

 ジョニー・ディプ、今回も良い味出してましたね。なんか動きがぎこちなくて、捜査官のくせに死体を見て失神するんですからねぇ(なんか映画中、ずっと青白かったし)。ちょっとお茶目な主人公を上手く演じていと思いますよ。しょっちゅう笑わされるシーンがありました。それに、あの研究用のメガネはなんとも言えないですけど、よかったです。

 今回、なんといってもカッコよかったのが、"首なし騎士"ですね。馬にまたがりながら、剣を一回ブンと回してから、かけていく姿は本当カッコよかったです。それで後でパンフレットを見てみたらビックリ、そのスタントをやっていたのは、あのエピソード1でダース・モールを演じていたレイ・パークではありませんか。それを知って、あ、納得。ライトセーバーを剣に持ち替えたわけですね。

 あのアダムスファミリーではガキんちょだった、クリスティーナ・リッチも、かなり美人になってたし、監督の恋人リタ・ミラーも、あの独特の雰囲気が健在だったし、いろんな意味で「スリーピー・ホロウ」はかなり良かった。早くも今年No.1候補です。バートン監督の次の作品が楽しみです。


2月5日(土) アンナと王様 Anna And The King
1999 20世紀フォックス
監督:アンディー・テナント
出演:ジョディー・フォスター チョウ・ユンファ バイ・リン
公式ホームページ:http://www.foxjapan.com/anna/

あらすじ
 欧米諸国がアジアを植民地として狙っていた19世紀中ごろのシャム王国(現在のタイ)の王室に皇太子の家庭教師として招かれたアンナ・レオノーウェンズ。その一人の英国人女性が、やがてシャムの未来に大きな影響を与えていく。
感想
 とにかく感動た。話の内容は、前に観た(周防監督の「シャル・ウィー・ダンス」という映画の中で「私は『王様と私』という映画を見てダンスをはじめたの」という台詞があって、それでどんな映画かなって観たのがきっかけ。)、ユルブリンナーとデボラカーのミュージカル映画「王様と私」と基本的には変わる所はなかったが、今回の「アンナと王様」では、それぞれの役の人間味が深まったと思う。

 まず、僕が感じたのは、アンナの息子ルイ君と、王様の皇太子君(名前忘れちゃった。って言うか覚えられないような名前だった。)の心の動きが、前作に比べて大きく取り上げられてたことだ。
 だって、ルイ君は前作では、居たことせえ忘れてたくらい台詞が少なかったように思う(たぶん?)。でも、今回のルイ君、皇太子君とケンカしたり、段々、皇太子君たちと仲良くなってきて、「僕もみんなみたいに頭にマゲを結う。」とか言ったりして、かわいいところも見せてくれた。
 皇太子君も、前作ではアンナに一方的に西洋文化優位を教えられてたよに思うが、今回では、自分の目で見、自分で学んでいく様がよく分かった。最後のアンナと王様のダンスのシーン(今回では「シャル・ウィー・ダンス」は踊らなかった。結構好きだったんだけどなぁ)を見てる皇太子の目は明らかに何かを感じてたように思う。

 前作に比べ、今回の「アンナと王様」で大きく変わっていたところは、クライマックスのシーンだと思う。とにかく静かなうちに終わると思っていただけに、あんなダイナミックなアクションシーンがあるとは、、、(やべ、これ以上しゃべるとネタバレになる)チョウ・ユンファ、今回の映画でかなりファンになってしまった。このオッサン、めちゃくちゃ、かっくいいすよ。

 最後に、ジョディー・フォスター。やっぱこの人はいいっす。あの演技といい、あの風格。それに今回のようなコシュチューム・プレイをさせても、ホントよく似合ってる。でもそれはもう周知のこと、いまさら僕が言うことではないかぁ。
 で、、、まだまだ書きたいことはあるが、ちょっと長くなりすぎたので、これくらいで失礼します。


1月31日(月) ターザン Tarzan
1999 ブエナ ビスタ インターナショナル
監督:ケビン・リマ クリス・バック
声:トニー・ゴールドウィン ミニー・ドライバー グレン・クローズ
公式ホームページ:http://www.disney.co.jp/movies/tarzan/

あらすじ
 おなじみ"類人猿ターザン"の物語をディズニーがアニメ化。ゴリラに育てられた少年が密林の侵入者である人間との出会いを通して"新たな世界"に目覚めていく姿を描く。
感想
 僕、ホント、ディズニーのアニメって大好きなんですよ。アニメだからってなめちゃいけませんよ。僕、もうかなり感動しました。グラフィックがすごいのは、もう解ってると思いますが、とにかくこの映画、音楽が良いです。フィルコリンズですか?とにかく、この人たちが映画にあわせて要所要所で歌っていくんですけど、それがすごくいい音楽なんです。もう、サントラ買う勢いです。

 ディズニーの映画は、内容が簡単で、ほとんどがハッピーエンドということは、もう周知のことですが。もちろん今回もハッピーエンド。しかも、んな、むちゃくちゃなって感じの展開で。でも、僕はそれを批判しませんよ。世の中、不況でなんか暗いご時勢、でも、人間、夢を失っちゃ終わりですからね。(←ちょっとカッコいい事言ってない?)



<<もどる